中日ショッパー2014年10月30日掲載内容

im_media001im_q歯磨きの時に歯茎から出血があります。歯周病でしょうか?(守山区 29歳)

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口内には成人で約300種類、1千億個の細菌がいるといわれ、歯周ポケットの細菌は歯肉の溝から染み出てくる血液成分を栄養源にしています。

つまり歯周病菌は、歯肉に出血を起こしてその赤血球の成分を栄養源にするということです。

歯磨きの際に出血があるのは、歯周病の疑いがあるということで、血管の壁が壊れていることにもなり、ここから口内の細菌が入り込んでいきます。

歯周病菌の中には体内で数時間から10時間も生き残るものもあると言われています。

免疫力が低下していると、血液の中で細菌が増える敗血症になることもあります。また非アルコール性脂肪肝炎の患者様は、歯周病菌の保菌率が約5割と言われています。

他には細菌性の心内膜炎の原因菌は、口内炎の細菌が多いといわれています。つまり、口の中の細菌は、血流中に入り込むと全身疾患を引き起こすことがあるということです。

 

 

 

 


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